公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

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執筆■大原英範  2008/7/2up
家計に苦しい大型車
 最初に、6月14日の岩手・宮城内陸地震災害によって被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、被災者の皆様のご健康と一日も早く復旧されますことをお祈り申し上げます。

 さて今回は、原油価格の高騰によりガソリン等の燃料価格が上昇したことで、一般庶民の典型であるような我が家のMYカーにどんな影響を及ぼしたのかについて少し書きたいと思います。

 昨今のレギュラーガソリンの価格を見ると右肩上がりに上昇を続け、6月で1リットル170円前後が表示され、近い将来には200円になるだろうとささやかれています。
そんなわけで我が家の家計にもじわりじわりと影響を及ぼしてきて、「我が家の収入もこのような右肩上がりならうれしいよね~」と言う某奥様の言も聞こえ、このままでは少ない小遣いが更に減るのではないかと危惧を抱いています。

  さて私の車両は、通勤や業務そして家族と休みの日帰り温泉などに使用し、車種は某メーカーの「いつかは○」というCMで流れたデカイ重たい車です。
 もちろん乗りごごちが良いとかという点はあるのですが、・・・現在の地球環境を考えると、地球温暖化防止はすぐに取り組んでもその成果は何十年も先にしか現れないという報告が脳裏を過ぎり、洞爺湖サミットが開催されることもあり連日マスコミでは環境問題、特に地球温暖化防止は最優先だと叫ばれて入ることを鑑みると、環境担当者が乗るにはかなり勇気が必要な車両となってしまいした。この頃では、交差点で信号待ちの時に横に並んだ車両がハイブリッド車だったりすると肩身が狭い心境にもなります。

 
 車両の状態ですが、08年式で16万km走行していますがどこも壊れないからまだまだ乗れるので買い替えは全く考えていませんでした。ところが燃料の高騰を受け燃料費の負担が増えたこともあり、我が車の負荷を算出してみると、業務と私用を含めここ1年の月平均の走行距離が2000km、平均燃費8km/㍑なのでおよそ2000km÷8km/㍑=250㍑/月のガソリンを消費します。CO2排出量を計算すると、250㍑×2.322(ガソリンのCO2排出係数)=580.5g/月 排出していることになります。
 1300ccクラスの小型車のカタログの燃費表示のおよそ80%程度が実燃費と仮定すると、19km/㍑なので、2000km÷19km/㍑≒105㍑/月、105㍑×2.322=243.8g/月だから50%以上の減になります。これは非常に大きな成果になるゾ!という結果になりました。
 ということから、「我が家の家計によるのですが、できればハイブリッド車、せめて燃費の良い小型車に買い替えをしよう!」と我が家の大蔵省(奥様)に提案したところ、現状の燃料費からエコカー(小型車できればハイブリッド車)に買い換えて削減できる燃料費分で購入費が納まるならば、家計にも大きく響かず、かつCO2の排出が削減できるということから買い替えの方向で進めることにしました。

 先日、車の雑誌をみたら来年は、各社から新たなハイブリッドカーや電気自動車等の発表が複数あるという記事があり楽しみになりました。
 次回のコラムには、購入した?!エコカーの使用報告ができればと考えています。
追記
 平均燃費は、満タンで入れ走行距離で算出していますのでおよその数値とご理解ください。また、アイドリングストップはもちろんですが、急発進等をしない「ふんわりアクセル」等を心がけての燃費となっています。

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