公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

私たちは、緑と水と食をとおして暮らしを考え、地球と地球環境の保全に寄与するために、多くの市民、知識人、協同組合、企業、団体で作られた環境NGOです。

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第9回環境市民講座『田んぼの生きものが稲作の未来を切り開く』【旧サイトの内容です】

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第9回環境市民講座『田んぼの生きものが稲作の未来を切り開く』

 
日時 2007/2/22(木)
会場 みやぎ生協古川南店(大崎市)
参加人数 93人
 第9回MELON環境市民講座『田んぼの生きものが稲作の未来を切り開く』を開催しました。まず始めに、佐々木陽悦実行委員長(MELON理事)から、おおさき地域での環境のネットワークづくりを目的に活動を進めており、本講座をきっかけにたくさんの方にご参加いただきたいという挨拶がありました。
 講師には、原耕造氏(全国農業協同組合連合会SR推進事務局長)をお招きしました。原氏は、従来の経済合理性だけを追求する農業から『人と生きものに優しい農業』への価値転換を支援する活動を展開されています。事例発表では、加美よつば農業協同組合、みどりの農業協同組合の発表がありました。

Report/JA古川女性部 部長、JAみやぎ女性組織協議会 委員:氏家 睦子氏
 今、地球に何が?世界的な異常気象。
 私たち米作りをする者にとって、集落営農の進む中、記録的暖冬の中、これから始まる育苗作業・冷夏・大雨そして深刻な水不足と心配が尽きません。
 田んぼの生きもの調査、冬期水水田『冬みず田んぼ』に取り組んでいることは知っていましたが、実際関心を持っていませんでした。生きもの調査により地域・地区の意識、農業を変える、そして環境にやさしい農業を目指している人々がいる。
 私たちは、何かを忘れているのでしょうか?
 消費者は何故安心安全を求めながら、外国産の安い農作物を購入するのか?
 生産者と消費者との交流、都市と農村の交流により、もの言わぬ自然の保護につながる様に、頑張って欲しい。
 今、思い出すのはなつかしい日本農村の原風景。黄金色の水田に赤トンボの群れ、いなご捕り、水路のどじょう、おたまじゃくし、落ち穂ひろい。
 これから私たちも、真剣に水田にコメを作るだけでなく、多様な生きものが生育する場所として考える意識が芽生えてまいりました。

 会場では、稲の生育のものさしでもある“カイエビ”が希望者(先着30名)にプレゼントされ、皆さんとても熱心に説明を聞かれていました。今回、講演の内容はもちろんですが、原さんを慕って93名もの大勢の方が足を運んでくださいました。6月には、実際に『田んぼの生きもの調査』を実施する予定です。ご興味のある方はお気軽にご参加ください。(概要が決定次第、掲載予定。)
カイエビ

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