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日時 |
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2006年11月13日 13:00〜15:00 |
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会場 |
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JAビル宮城11階南会議室 |
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参加人数 |
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40名 |
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講師 |
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木村修一氏(東北大学名誉教授、MELON理事長) |
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主催 |
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MELON、宮城県農業協同組合中央会 |
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後援 |
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食品の安全行政をすすめる懇談会、宮城県協同組合こんわ会 |
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Report/秋山悦子(緑・食部会メンバー) |
今、食物を作る人と食べる人の距離がはなれすぎ、作っている人の事や“いつ”“どこで”“どう作られているか”考えられなくなってきている。生まれたばかりの赤ん坊は「母乳」という、世界共通の食べ物で育てられている。その母乳の成分は分析からしても殆ど差がないが、離乳食に入ると各国・地域により変わってくる。
はじめから人間の食物があったわけではなく、その地域にある動植物の中から試行錯誤し、食物としてきた。当然、毒も含まれている。例えば豆類には毒があり、日本人が常食している“大豆”。多量に食べると甲状腺が肥大するが、ヨード分を含む海草類を食べることで外毒するという智恵を仂らかせてきた。
全ての動物は、離乳後も親と同じものを食べ、食は引き継がれている。宮城県では数十年前までは、離乳食として、おもゆ、みそ汁、かみ砕いた魚などであったが、“今”を考えると離乳食をどう位置づけるか混乱の中にある。
日本では、輸入食品と加工食品が溢れ、便利さに流され、食の伝統・親から子への食パターンを受け継いでいくことと、低い食料自給率をあげていくことが求められている。 |
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