|
|
|
第5回MELON環境市民講座
第4回仙台圏エコロジー・ミーティング(SEM)
「企業」がかわると、「人」がかわる!「社会」がかわる!!
|
|
|
|
|
日時 |
|
2007/10/19(金)15:00〜18:00 |
|
|
|
会場 |
|
せんだいメディアテークオープンスクエア |
|
|
|
参加 |
|
51名 |
|
|
|
主催 |
|
MELON企業&環境プロジェクト、仙台圏エコロジー・ミーティング(SEM) |
|
|
|
後援 |
|
環境省、仙台市 |
|
|
|
■講演会■『普通の人(読者)とエコロジー』講師:皆川 孝徳氏(株式会社ソニー・マガジンズ「Lingkaran」発行人)
|
|
企業が取り組んでいる環境活動を消費者に発信する際のヒントにしよう、と「心とカラダにやさしい生活」をテーマにした雑誌として若い女性を中心に支持を集めている「Lingkaran」発行人の皆川氏から、製作のコンセプトと情報発信の手法についてお話いただきました。
環境に興味関心の無い読者でも「取り組んでみたい」と思ってもらえるような魅力のあるくらしの提案を行うと、より多くの人に関心を寄せてもらうことができ、視覚的に伝えるだけでなく感情と感覚に訴えることでより伝わりやすくなることなどをお話しいただきました。 |
|
■講演会■『企業が環境活動をリードする!NPO法人ソーラーシティ・ジャパン』講師:上岡裕氏(NPO法人エコロジーオンライン)
|
|
企業、行政、市民団体が連携した事業に数多く携わっている上岡氏から、企業が関わり成功している事例をお話いただきました。
■「そらべあ」の誕生秘話
地球温暖化の影響で絶滅危惧種に指定されたホッキョクグマが、キャラクターとして成功を収めています。このキャラクターは、株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツがISO活動として取り組んでいたごみ分別や省エネ活動の次に取り組むものを、と模索し上岡氏の提案を受けて開発したものです。
民間団体としての能力を大きく超えて、市場でしのぎを削る企業と連携したことが幅広く展開できているポイントとなりました。(毎日新聞社、ソニー、商標元のNPO法人「エコロジーオンライン」、NPO法人「ソーラーシティ・ジャパン」の4団体の連携で基金が設立されることが決まっています。) |
|
■地域との連携
CSR 担当者に良くあるケースとして、環境に関する原理原則を知るだけで取り組みを始める前に異動になってしまうという話を良く聞きます。それ程環境の分野は多岐に渡っています。まず、自らのテーマを決めて地域の人との連携するよう行動を起こすことが、地域のためにも地域の市民団体のためにもなり、ひいてはよい事業が実施でき会社のためにもなる、とお話いただきました。
|
■トークディスカッション■
|
下記の方々から会社で取り組む活動事例を紹介いただき、活動に関する質問を講師に回答していただきました。一例をご紹介いたします。 |
|
コーディネーター
高畑和久氏
(株式会社エクシード) |
|
■アサヒビール株式会社 秋葉哲氏 |
|
|
質問:高校生の環境教育を行っているが予算の問題もあり毎年別地域で開催させざるを得ない。一地域で限定して活動を継続するのは困難である。継続的に実施することはできないか?
回答:地域(行政、市民団体)と連動するとメディアが取り上げてくれる可能性が高くなり、助成など設けやすくなるのではないか。
|
■ホテル佐勘 佐々木圭氏 |
|
|
質問:お客様に環境の取り組みを理解してもらうためにどうすればよいか。
回答:非日常の有り様は時代によって変わっていくもの。オーガニックフードや省エネに配慮した客室の提供などロハス仕様のサービスを盛り込んだプランを企画してはどうか。
|
|
|
■リコー東北株式会社 国分千春氏 |
|
|
質問:取り組んでいるごみの分別、省エネがどれだけ環境問題に貢献できているか社員が理解するにはどうしたらよいか。
回答:施設見学会などを実施して、実際目で見て実感できるようにしていくことが効果的ではないか。
|
|
■参加者の感想■ |
○皆川さんの多くに人が少しずつ実践すれば少しで済むというロジックが心に残った。意外とみんなが気づかない切り口だと思った。
○上岡さんの「テーマを縦に深く掘り下げれば人は自然と集まってくる」という話が参考になった。
○企業が真剣に環境問題に取り組んでいることがわかってよかった。
○佐勘さんの老舗ながらも先進的で地道な取り組みをしていることがわかり印象的だった。応援したい!
|
|
■まとめ■ |
SEMとの初の共催で開催した本講座は、上記講師の実際の成功事例をお話しいただけたことで、在仙の企業と市民団体が連携して活動する意義を確認するよい機会となったと言えます。
SEMとの連携は、MELON法人会員以外で積極的に環境活動に取り組んでいる企業との接触が増え、在仙の企業の環境の取り組みの情報を得る場となっており、今後も連携して活動していきたいです。
|
|