<MELON食部会で紙芝居を作りました!>
◆ 取り組みの背景と、ネオニコチノイド系農薬について
「ネオニコチノイド※1」という言葉を聞いたこと、見たことがありますか?これは、有機リン系の農薬に代わって1990年頃から出回り始めた農薬(殺虫剤)です。強い神経毒性を持つ殺虫成分で、水に溶けて植物の中に染み込む浸透性という効果を持ち、それらの影響が長期間に渡って続くという特徴があります。その強い効果や特徴から、現在世界で一番使われている殺虫剤といわれています。
食と環境をテーマに活動しているMELON食部会では、このネオニコチノイドに関する様々な取り組みを実施してきました。2015年には一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスからの助成を受けて、一般消費者や生産者、流通・加工業者に対してネオニコチノイドに関する認知度調査アンケートを実施。そして分析した結果の報告、ネオニコチノイドの危険性を訴える講師の講演や生産者や流通業者の話を伺うシンポジウムを開催しました。
小さなお子さんを連れた親御さんや、農薬を取り扱う側の生産者も数多く参加し、関心の高さがうかがえました。しかし同時に、一般消費者(特に若い世代)、生産者の認知度が低いこと、知っていても行動につながっていないことなどが分かりました。これらを踏まえ、認知度向上と行動につながる取り組みを実施していく必要があると考えました。
※1 ここでは、一般的にネオニコチノイドと呼ばれる「アセタミプリド」「イミダクロプリド」「クロチアニジン」「ジノテフラン」「チアクロプリド」「チアメトキサム」「ニテンピラム」に加え、作用が似ている「フィプロニル」を含めて「ネオニコチノイド」または「ネオニコチノイド系農薬」と呼んでいる。
小さなお子さんを連れた親御さんや、農薬を取り扱う側の生産者も数多く参加し、関心の高さがうかがえました。しかし同時に、一般消費者(特に若い世代)、生産者の認知度が低いこと、知っていても行動につながっていないことなどが分かりました。これらを踏まえ、認知度向上と行動につながる取り組みを実施していく必要があると考えました。
※1 ここでは、一般的にネオニコチノイドと呼ばれる「アセタミプリド」「イミダクロプリド」「クロチアニジン」「ジノテフラン」「チアクロプリド」「チアメトキサム」「ニテンピラム」に加え、作用が似ている「フィプロニル」を含めて「ネオニコチノイド」または「ネオニコチノイド系農薬」と呼んでいる。
<2016年2月11日に実施したシンポジウムの様子>