仙臺農塾
仙臺農塾プロジェクトVol.3 第2回
「仙台発祥・納豆が世界を救う?!~立ち上がれ農業!~」
日時 | 2014年9月24日(水)19:00~21:00 |
会場 | 仙臺居酒屋 おはな(青葉区中央2-5-1 三文字屋ビルB1) |
ゲスト | 門傳 英慈さん(有限会社川口納豆代表取締役) |
参加費 | 3,600円 |
参加 | 21名 |
仙台は近代納豆発祥の地って、ご存知でした?
日頃食べている衛生的な納豆が全国に広まるきっかけとなったのが仙台です。
第2回のゲストは、国産の大豆のみで製造している川口納豆の門傳英慈さん。
川口納豆さんは地産地消・地域起こしにも積極的で、農家の持ち込み大豆で納豆や味噌を作る「マイ納豆」「マイ味噌」などの取組みもしています。
納豆作りに留まらず、自社で菜園をしたり、栽培した酒米では地元酒蔵とのコラボ商品も。
納豆から広がる、農業や食への熱い思いを伺います。
今回のゲスト、有限会社川口納豆の門傳英慈さん。
20分という短い時間で、参加者からの質問に答えながら、納豆のお話を聞かせてくださいました。
納豆業界でも、菌から作っているところは数軒しかなく、納豆菌の純粋培養の製造法を学び作り続けているのが川口納豆のこだわり。
最近の納豆が、小粒でタレカラシがついているのは、小粒の方ができあがった時の誤差が少なく、タレカラシを入れることで輸入大豆の味がごまかされるから。
川口納豆はタレカラシをつけず、より上質な大豆にこだわり中粒や大粒の豆を使いしっかりとした豆の味にこだわっています。
川口納豆では農園もしており、そこでとれた酒米で、地元の酒蔵綿屋さんの協力を得てお酒「川口納豆」も作っています。入手は困難で、限定商品だそうですよ。
日本の和食が文化遺産に登録されましたが、大豆のほとんどは輸入です。
その状況で和食を本当に日本の文化と言えるのか?との問いかけもありました。
「せっかく日本・宮城にいるのだから、宮城でしか食べられないものを食べて楽しんで、伝えてほしい」との言葉が印象的でした。
ちなみに、門傳さんのオススメの納豆の食べ方は、ごはん+納豆+卵+牛乳だそうですよ。挑戦してみてください。
川口納豆さんの納豆6種類+お酒「川口納豆」。
納豆と日本酒は、異なる菌同士なので、有り得ない組合せなのだそうです。
門傳さんは、今後ワインもやってみたいともおっしゃっていました。
小粒、中粒、大粒、ひきわり、仙台小粒、仙台大粒の6種類を食べ比べ!
川口納豆の大豆はすべて国産です。
大粒の納豆はしっかりと大豆の味がしておいしいっ!
大豆の味がごまかされるタレもカラシもなくてもおいしいんですね。
会場の仙臺居酒屋おはなさんが粋な料理を作ってくれました。
「擬製豆腐と納豆のココット焼」「モッツァレラと納豆 メルバトースト」「カマンベールとロースト納豆春巻き」の納豆プレートです。
どれもこれも初めての料理!
フランスパン+モッツァレラチーズ+納豆が合うなんて驚きです。
春巻きもパリッと揚げてあるので、納豆がまろやか。
ココットも白ワインと良く合うおつまみでした。
白ワインは「納豆菌と菌が似ている」という「Pierre Sparr Alsace One」というワインだそう。うーん、よく分からないけど美味しいワインでした!
食事をいただきながら、ゲストから直接いろいろなお話を伺うことができました。
日本の納豆の文化。納豆の楽しみ方ってごはんに乗せるだけではないんですね。
食文化をもっと楽しんで、伝えて広げていくことが私たちにもできることですね。