公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク

私たちは、緑と水と食をとおして暮らしを考え、地球と地球環境の保全に寄与するために、多くの市民、知識人、協同組合、企業、団体で作られた環境NGOです。

宮城県仙台市の公益財団法人みやぎ環境とくらしネットワーク(MELON)の公式ホームページ。部会活動や環境に関するイベントの情報発信、ボランティア募集等を行っております。

事務局日記【旧サイトの内容です】

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4月15日《篠原》

 先日、若林区と宮城野区の震災ごみ集積センターを訪問して集積ごみの現状についてみてきた。

 集積されているごみ類は、史上最大とも言われる大津波により沿岸域で発生したごみと内陸部の津波被害の及んでいないところでの地震により発生したごみの2種類に分けられる。
津波被害によるごみは海岸に植林された松の大木が根こそぎ流されたものや津波に流されて壊れた住居の破材や家具類、家電製品等でそれらは海水に浸かっているために塩分を含んでいる。
また、水に浸かっているために不衛生であり、家電製品等は漏電の恐れもあり原則的には使用できない。
内陸部より出たごみは海水の影響はなく、ほぼ純粋に物理的に壊れてできたごみである。
その両方が混じって、各区に一箇所設置している集積所に集められてくるので、トラックは列をなし、そのごみの量は膨大である。

 宮城県の発表によればこの震災で発生したごみは20数年分の量に達するという。
当然私がみた両集積所とも広大な敷地いっぱいに広がっており、膨大な量であった。
市の職員(委託会社社員)が来た車を指導して、家電製品置き場、家具置き場、金属品の置き場、分類のできないものの置き場と区別して置かれていた。
家電4品、金属類はリサイクル工場に送られリサイクルされるとのこと。
中には充分使えるものも廃棄されており、特に「テレビ」の廃棄物については圧倒的に「アナログ」が多く「デジタル」はごく少数であった。
宮城県内の普及比率と全く合っていないと感じた。
担当者は震災ごみではないものも相当含まれているとつぶやいていた。

 ひるがえって、居住地近隣では震災ごみの集積所が別途指示されているにも拘らず、一般家庭用ごみ集積所に「粗大ごみ」が堂々と廃棄されてスペースの半分を占拠しており、「家庭ごみ袋にいれたごみ」は置き場もないような状況がところどころで見受けられる。
収集の委託業者が「がまんできず」に結局回収してしまうので「置いたもの勝ち」という状況になっている。
近隣公園に指定された震災ごみ集積所では区別されずに何でも混ぜて置かれるためにすぐに閉鎖してしまった。

 ごみ問題に対する日頃の市民の弱点が震災で集中的現れたものとも見ることができ、4R推進部会の活動の更なる強化の必要性を改めて感じた。  (4R推進部会担当)

<被災ごみ置き場の様子>

4月12日《O》
 この度、東北地方太平洋沖地震の被害にあわれた皆様には、心よりお見舞いとお悔みを申し上げます。

 4月より、ストップ温暖化センターみやぎのスタッフになりました、小山田陽奈(おやまだはるな)です。
 「環境のために何をするべきなのだろう」、「自分には何ができるのだろう」と、常に疑問を持って考えながら活動していきたいと思います。

 皆様どうぞよろしくお願いいたします!!

4月12日《K》

 震災の後、まだ余震も多く落ち着かないですね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

 MELONともつながりが深い環境団体「エコロジーオンライン」では「みどりの復興大作戦」という名で被災地支援事業を開始しており私も告知等のお手伝いをしております。
その第一弾として「ソーラーパワートラック」の派遣事業を行っており、3/24(木)〜3/31(木)まで石巻から志津川のエリアで活動しました。
このトラックは20wの太陽光パネル250枚を搭載しており合計5kwの発電が可能です。
内容としては、トラック本来の機能として支援物資を届けます。
さらに避難所で電気を供給して携帯電話やパソコンの充電をします。
子どもたちへの支援としてはゲーム機を充電したりテレビを持っていってアニメビデオの上映会をしたりしています。
また、避難所では洗濯機の電源となったことがとても感謝されたそうです。

 この事業についてはMELON-Netでも告知し、寄付を募りました。
ご寄付をしていただいたみなさま、ありがとうございました。
 現在、2回目の派遣を計画中で寄付も継続募集中です。以下URLをご参照ください。
 http://www.solarbear.jp/news/2011/03/post-72.html


 今後はこれを機に自然エネルギーの普及についてもさらに注目されるとよいと思っています。
「みどりの復興大作戦」には全国各地の様々な分野・業種の方々が関わっており、他にも被災地の子どもたちに絵本を贈るプロジェクトや県産材を活用した木造仮設住宅の建設を目ざすプロジェクト、家庭へのLEDの普及を呼びかけ省エネをめざすプロジェクトなど長期的に復興を支援する取り組みを順次検討中です。

 今後も、具体的になったものから紹介していきたいと思います。
4月11日《Su》

4/2(土)にユアテックスタジアムでベガルタ仙台さんのサポーター有志発案による「被災地支援活動」が行われ、ボランティアとして参加してきました。
当日は善意で全国から送っていただいたものや、当日スタジアムに直接持ってきた支援物資をたくさんのサポーターが仕分け作業、トラックへの積み込み、配送作業を分担して行いました。
ここで集められた物資は、気仙沼、山元町、亘理町などの避難所に直接トラックで配送されます。
物資の内容は防寒着や下着類、長靴、はみがき、ウエットティッシュなどです。
あらためて、この活動を行ったベガルタ仙台のサポーターさんの熱意はすごいと感じました。
MELONから有志で靴下、下着類、ウエットティッシュ、歯ブラシ、長靴などをスーツケース1つ分集め、寄付をしました。
 避難されている方たちは何も持たず逃げてきた方達もたくさんいらっしゃいます。避難所で困っている方の生活が少しでも良くなることを心よりお祈りいたします。
4月5日《H》  気仙沼市・石巻市 に行ってきました

 
MELONで今回の地震に対して何ができるのか、について会議を4日(月)に行いました。
いろいろ意見は出たものの、やはり現場を見て、そこにいる方々の話を聞いてから考えていこう、という結論になりました。そして、被害が大きく、これまでの活動でお世話になっていた気仙沼市と石巻市に行くことにしました。
 
⇒気仙沼市の様子
 詳しいレポートはこちら
 
 ⇒石巻市の様子
  詳しいレポートはこちら

 2つの地域を見て、話を聞いて、今回の地震・津波がどれほどの威力だったのか、その被害がどれほど大きいかを実感しました。あまりに大きなこの事態にMELONがなにができるのか、検討していきます。
           
4月4日《H》

 地震から約1ヶ月…あっという間でめまぐるしい1ヶ月でしたね。MELONの事務所・スタッフともに無事でございます。
改めて、命あることに感謝、人のつながりに感謝、日々恵まれた生活をしていたことに感謝です。
 電気やガス、水道、ガソリン、車、電車、下水、ごみ処理…すっかり頼り切って生活していたことに気付かされました。それらが支給(?)されることが当たり前で、それらが絶たれた時にどれだけ無力か、なにも代替策がないことも実感しました。
 そしてそれらが無限ではなく有限であることも思い出させられた気がします。
 これまでとこれからも得られる電気、ガス、水道…に感謝です。大切に大切に使わなければならないと感じています。
 MELONは環境団体で、災害支援や復興支援に対して何をすべきか今事務局で試行錯誤しているところです。
 でも、今回気づかされたことを活かして、今も苦労している方々のためになることを探していきたいと思います。

 こんな時ですが、どうやら花粉症になったようです。目・鼻・のどとすべてにきています…こんな程度で病院には行けない!と思っていますが、花粉症ってなんとかならんもんでしょうか…。
 地震から約1ヶ月、疲れもたまって体調を崩すかたも出てくると思います。みなさまお体ご自愛ください!